2024.5.19 桃華の会 元禄花見踊
みなさま、こんばんは🌇
名古屋市&東郷町、横浜元町で、長唄、三味線教室を開いています、杵屋勝千華です。
GW後半線ですね。
ちょっと前まで桜の開花が待ち遠しかったのに、時の移ろいは早いものです。
桃華の会に向けて、曲紹介を書き連ねていこうと思います。
元禄花見踊
この曲、旋律はとっても有名です。時代劇の中に出てきたり、他ジャンルの三味線の方もこの曲を練習したりしたことがあると聞きます。
明治の時代新しく新富座という劇場が開場されるということで、その時に作られたものです。
明治に作られたのに、元禄とは五代将軍綱吉公の時代、華やかだった元禄の花見風俗を描いています。
上野の山の花盛りに集う人々、湯女、丹前姿の武士、供奴、町人など、皆派手な姿で総踊りの様子を描いています。
曲は二上りで、全体的に高い調子で唄いますので、皆声をはって唄っています。
この曲がよく演奏される理由の一つとして、転調がない。調子を途中で替えない。これも魅力の一つです。
三味線は途中長い合方がありますが、あまり三味線音楽にはない、三拍子の手が入っています。そしてハジキという技法のオンパレード。ここも見どころです!!今回はお箏もはいりますので、また違った花見踊りをお見せすることができます。
一番目の曲ですから、ぜひ皆様開演からお越しくださいませ。
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